とよちゃんガレージ

DIY整備や車関連のお話です

リアサブフレームマウント(タンク側)交換【ローバーミニ】

こんにちは。とよちゃんです。

YouTubeでとよちゃんガレージというチャンネル名で車を直したり車についての動画をUPして活動している者です。

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今回の記事の内容も先にYouTubeにてUPしてありますのでそちらも併せてどうぞ。


リアサブフレームマウント交換(タンク側)はどのくらいかかるのか計測してみた/How Long Exchanged Subframe Mount?

今日は、リアサブフレームマウントのガソリンタンク側の交換をしていきます。

こちらの記事で右側の取り外し&取り付けを行っているのでよろしければどうぞ。

 

bombi-mininori.hatenablog.com

bombi-mininori.hatenablog.com

それでは早速行っていきます。

今日は、取り外してから取り付けるまでどのくらい時間がかかるのかというのを計測していきたいと思います。

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まずは状態の確認から。ぼろぼろです。

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これが後側です。

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前側のマウントブラケットを取り外していきます。

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ガソリンタンクをずらします。作業しやすくするためにトランクパネルを取り外します。

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ガソリンタンクを止めているバンドのボルトを外したら、

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ガソリンキャップをはずせばずらすことができます。エイヤッとずらします。

この時ガソリンが満タンだと腰に来ますので、この作業をやられる際はガソリンが少ない状態でやるほうがおすすめです。僕は半分くらい入っていました。ちょっと重かったですが何とかなりました。

因みに、この作業をやるときはトランク内にタンクで傷ができない様にタオルやマットを敷いておくっといいです。

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これで、アブソーバーの頭も外せるし、マウント後側のボルトも緩めることができます。

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ラバコンも外します。

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ラジアスアームシャフトのナットを緩めます。そうしないとロックボルトのナットにアクセスできません。

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後側の取り外し。

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おっと前側のラジアスアームとマウントブラケットを繋いでいるブラケットが外れました。

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ロックボルトのナットも緩み、外しました。あとはロックボルトをコジコジして外していきます。

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外れました。ウォーターポンププライヤー使用

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後側のマウントのナットも外します。

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サブフレームマウント前側

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サブフレームマウント後側

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グラインダーで錆を落とします。

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シャシーコートブラックを使用です。

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マウントブラケット前側を取り付けていきます。マイナスドライバーでテコを使い、サブフレームを少し下に下げてやると、うまくロックボルトが入っていきます。

そして前回ではここのボルトの位置合わせがものすごく大変でしたが、今回はなぜかすんなり入ってくれました。とても嬉しかった。

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ロックボルトのナットを締める。

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共回りするのでウォーターポンププライヤーで挟みながら締めていきます。

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後側も同様に取り付けていきます。f:id:bombi-mininori:20191214203237j:plain

 

ラジアスアームシャフトのナットを締めます。

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ここまで来ればラバコンとアブソーバー、ガソリンタンクを取り付けて作業終了です。

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ガソリンタンクがうまく戻った図。

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ちょっとくらいですがマウント後側。

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そして前側。シャシーブラックを吹いたことで見栄えが良くなりました。まあこんなところ見えませんが 笑

目的は防錆なのでみえなくてOK です。

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そして、撮影も兼ねてなので多少時間がかかりましたが4時間30分かかりました。

塗装とかしなければもっと早く終わりますね。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

リアサブフレームマウントのブッシュとボルトもセットになったものです。

こちらからどうぞ↓ ↓

 

ブッシュのみのセットもありますのでこちらから↓ ↓
 

Swiftune製のものもあります。ご確認ください。↓ ↓

 

フォグを独立点灯するようにしてみた【ローバーミニ】

こんにちは とよちゃんです。

 

ミニ乗りの方ならわかると思いますが、ミニのフォグランプはハイビームにした時に同時点灯します。

それって不便じゃない?ロービームのときにフォグランプを独立で点けたい時だって、ありますし。ド田舎岐阜県はたまに霧がでますので。あと、激しい雨の日とかね。

 

ということなので今日はフォグランプ独立点灯化をやっていきたいと思います。

この内容もYouTubeにUP済みですので併せてどうぞ。チャンネル登録もお忘れなく!


ミニのフォグを独立点灯するようにしてみた/I tried independent light up Fog Light【Rover Mini】

 

まず準備するものはこちらです。

左上から、新設スイッチ、ギボシセット、配線、絶縁テープ、電源をもらうための配線コネクターギボシを作るための電工ペンチです。

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しかし配線は家にあった0,75sqを使用しました。買ってきたのは0,5sqだったのですが、少し細かったのでこちらに変更しました。

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今回の作業に当たって、配線図を書きました。

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まずはバッテリーのアース線を外します。

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エンジンルームの運転席の前あたりに黄色のリレーが二つ付いています。

右側がフォグの配線があるリレーになります。

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こいつを取り付けているステーを外し、裏返すと・・・

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裏返すと・・・・

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ありましたありました。フォグの配線は水色/白のストライプの配線になっています。

間違えないようにし、

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潔くカッティング!! 同時にほかの配線もカッティングしない様にします。

なぜこの配線がフォグのものか分かったのかというと、ほかの方のブログを見てしりましたw

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これでフォグが完全に点かなくなりました、写真はハイビームにしております。

もう後戻りはできない。内心ちょっと焦ってました。

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切断したフォグの水色/白の配線に接続して車内に取り込むための延長コードの役目をする配線にギボシ(メス)を作ります。本来こっちをオスにしたほうがいいらしいです。

万が一外れてボディに触れてしまってもショートしないためです。(視聴者さんからのコメントで発覚しました。コメントでご指摘してくださった方はありがとうございました)

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できた

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で、フォグの配線側にもギボシ端子を作ります(オス)。

そしてぼくはこっちをオスにしてしまいましたがもしこれを見てやる方がおられるならば、こっち側をメスにしてやってください。

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接続しました。あとは赤いほうを室内に取り込みます。

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車内への穴の位置はエアクリボックスを外すと左のほうにあります。

ちょうどクラッチマスターシリンダーのすぐ右です。

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ここ。なんか線が出ています。

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で、こういうところに配線を通すための工具がこれです。ちょうど裁縫道具の糸通しみたいなものです。使いかたはあれと全く同じ。

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黄色い棒を先に穴に通し、もう片方にある輪っかに赤い配線を通して、室内から引っ張るだけ。

すると

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このように簡単に引き込めます。

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これは新設スイッチ付属の説明書です。

スイッチから三本配線が出ており、上から

①電源(イルミなどから電源をもらうための配線)

②電装品(ここにさっき引き込んできた赤い配線つまりフォグの配線を接続)

③ボディにアースする

というような具合になっております。

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これは上の②に接続するためのギボシを作っているところです。

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スイッチ側にも同様にギボシを作って接続完了。②は終わりました。

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①をやっていきます。ヒューズボックスからイルミ電源の配線を探します。

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ローバー純正取扱説明書によると、A3、C3番が”イルミ”と記載してありました。ヒューズ番号はヒューズBOXの蓋の裏に書いてあります。

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念のためw 検電チェッカーでライトONにして電気が来ているかどうかチェックします。

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光りました。通電しています。

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さきにスイッチの位置を決めちゃいましょう。ぷらんぷらんのままだとやりにくいので。

この辺に付けました。あとなんでこのタイプのスイッチにしたかというと、

ミニのハザードのスイッチみたいなものや、レトロ感のあるトグルスイッチって、取り付ける為にステーが必要になり、ひと手間かかるし場所も取るかなと思い簡単に両面テープで張り付けるだけのこのタイプにした次第でございます。まあ本音を言えばトグルスイッチが良かったんですけどね。でも後からでも変更できるからいっか。笑

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で、配線コネクターを使いA3番ヒューズから電源をもらうことにしました。

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あ、少し話しは逸れますが、このイルミ電源はやらなくてもあとは③のアースするだけでフォグは点灯します。というのもこの新設スイッチはボタンを押したときにスイッチが光ります。なのでスイッチを光らせる為にイルミ電源をもらっているということです。

要はちょっとラグジュアリー要素があるってことですね。トグルスイッチとかにする場合この工程はないです。

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はい、話を元に戻しまして、上の状態で①の作業が終わりました。

後は③のボディアースのみです。がしかしこれがなかなか無い。ありそうでない

意外とミニって絶縁された車なんですね、すごい優秀。

ようやく見つけたのはボンネットオープナーの固定ナットの部分でした

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以上で③の工程が終わり、すべての作業が終わりました。

下の写真のようにスモールを点灯させた状態で新設スイッチをONにするとフォグが点灯しました。

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あとはリレー取り付けステーを元に戻します。

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スイッチを押すと光ります。

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配線は結束バンドできれいにまとめておきました。下の写真、変換ミスしてますね。毛が速いらしいです。

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こんな感じです

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こう

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以上でした。最後まで読んでくださりありがとうございました。

宜しければYouTubeチャンネルのほうにも飛んでいただき、チャンネル登録のほうをよろしくお願いします。

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今回使ったエーモンの配線ガイドです。こちらからどうぞ↓ ↓ ↓

 

 

 

ブレーキマスターシリンダーOH完結します~取り付け編~【ローバーミニ】

こんにちは とよちゃんです。

 

長かったブレーキマスターシリンダーOHとマスターバックリペアも終わり、いよいよ車体に取り付けていき、エア抜きをして完結とさせていただきます。

 

この記事の動画もすでにYouTubeにてUP済みなので併せて見たいという方はこちらからどうぞ。チャンネル登録もお忘れなく!


ブレーキ系統OHその④(完結編)/Brake Master cylinder OH part4【Rover Mini】

 

マスターシリンダーOHシリーズ全3話を見たい方はこちらからどうぞ

 

マスターシリンダーOH その①↓ ↓ ↓

bombi-mininori.hatenablog.com

 

 マスターシリンダーOH その②↓ ↓ ↓

bombi-mininori.hatenablog.com

 

 マスターシリンダーOH その③↓ ↓ ↓

bombi-mininori.hatenablog.com

 

さっそくとりかかります。

といいましても取り付けは取り外しの逆ですね。

1個1個順番に取り付けていきます。

 

まずはマスターバックを取り付けていきます。

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クレビスピンをはめるための割ピンです。マスターバックに着けたものと同じサイズ、2mmです。

これは、ブレーキペダルとマスターバックを繋ぐクレビスピンに取り付ける割ピンになります。

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マスターバックをボディ所定の場所にボルト・ナットで止めていきます。

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ずらしていたエアコンの装置も元に戻す。

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OH済みのマスターシリンダーを取り付けます。当たり前ですがこの時点ではまだフルードは入れていません。

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マスターシリンダー~マスターバックを繋ぐナイロンナットも実はリペアキットの中に入っていました。

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ブレーキ配管を締めます。11㎜フレアナットレンチ使用

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それぞれの規定トルクです。

因みに、写真赤矢印のナットも、その他マスターバックをボディに取り付けるためのナット・ボルトもすべて1/2incなのですべての規定トルクも同じですね。わかりやすい。25Nm

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これは赤丸のブラケット部分のトルクのことです。25Nm

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バルクヘッド部分(エンジンルームと車内の間)も25Nm

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続いてエア抜きです。ミニのマスターシリンダーはタンデムマスターシリンダーと言って、マスターシリンダーOHその②でお見せしましたが、シリンダー内にピストンがプライマリーピストンとセカンダリーピストンの2つあります。

なぜ二つあるのかというと、どちらか一方がフロント、どちらか一方がリアのブレーキシステムを請け負っています。ですので、例えばリアのブレーキシステムのどこかに液漏れがあり、エアを噛んでしまってブレーキが作動しなくなったとしても、フロントは生きているのでブレーキが利かなくなるということが防げるんですね。

まあそうなった場合急速な処置が必要ですけどね。猶予を与えてくれるという優れものです。おそらくですがタンデムタイプになったのは後期あたりからだと思います。

あんまり詳しくないから詳しいところはわかりません。すみません。

 

そして僕のミニの場合後期型ですのでヘインズマニュアルに従うとエア抜きの順序は以下の通りになります。

左F→右F→左R→右R の順序です。

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毎回のごとくブレーキフルードはホームセンターで購入できるこちらです。

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まずフルードを入れて、

左フロントから行っていきます。

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エアがいっぱい出てきます。

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続いてフロント右

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ちなみに抜けたフルードはとりあえず使い終えた缶の中に溜めてあります。処分についてはそのうち考えます・・・。

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右リア 

ちなみに、リアはニップルが7㎜です。これだけ小さいとフレアナットレンチでなくとも7㎜のメガネでも対応できます。結構小さいメガネレンチです。

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そして、一通りエア抜きをしたらテスト走行に出かけました。

で、1時間くらい走行した後にもう一度全輪エア抜きをすると、ブレーキを掛けたりしてフルードが温められたことで1回目じゃ抜けきらなかったエアが出てくることがあります。これにてエア抜きが終了になります。

 

きれいに仕上がりました。

ブレーキの利き具合がどうなったかというのはYouTubeでインプレッション動画が出ていますのでそちらをご覧ください。

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エンジンルームがどんどんきれいになっていく。

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注)ブレーキ系統をいじることは大変危険です。僕はド素人で完ぺきではありませんが、一応独学でそれなりに勉強し、まだまだですが多少の知識を持っているつもりです。

むやみやたらに触るのはやめましょう。とくに何も問題がないのにいじるとかえって悪くしてしまうかもしれません。ご自分でやられる際には自己責任でお願いいたします。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

宜しければYouTubeのほうにも来ていただきチャンネル登録してくださるとかなり喜びます。

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 ミニはDOT4指定です。いつも僕が使っているのがこちらになります。

 

 

ロアアームブッシュ交換で乗り心地がマイルドに【ローバーミニ】

こんにちは とよちゃんです。

 

今日はロアアームブッシュの交換をやっていきたいと思います。

 

意外とこれだけで乗り心地ってかなり変わるんですよ。

僕の記念すべき第一回目の整備がこのロアアームブッシュ交換でしたので懐かしさもあり、しかし前回ほど苦戦することなく割とすんなりできました。自分の整備の腕が上がったのかなとかいう調子に乗った発言は控えて置いて、さっさと書けよという声が聞こえてきますのでさっそく書いていきたいと思います。

 

その前に、まずこの整備の動画はYouTubeにてすでにUP済みですのでそちらも併せて見ていただけるとよりわかりやすいのではないかと思います。チャンネル登録もお忘れなく!


ロアアームブッシュを交換したら乗り心地はどうなるのか/Exchange lower arm bush【Rover Mini】

 

ロアアームとは、正式名称は”ロアサスペンションアーム”といいます。名前の通り、サスペンションなんですね。ちなみにミニのフロント足回りの構造はダブルウィッシュボーン構造で、レーシングカーやスポーツカーに採用される足回り構造になっています。

今となっては普通なのですが当時の年代の車にしてはとても優秀な足回りとなっておりました。

ちっちゃいからってバカにできません。それは乗っている人たちが一番身をもって感じていますね。

ロアとは、Lower(下の)という意味です。アームとはArm(腕)直訳すると”下にある腕”ですね。

なのでフロント足回りの下側を見てやると・・・ありますね。

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ブッシュはというと、ぼろぼろなのがわかります。一年でこうなってしまいました。

もう少し品質のいいものを買えばもっと長持ちするかもしれませんね。

まあYouTubeネタ的にはおいしいので良しとします。

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上の写真は右フロントのものでしたが作業は左フロントから行っていきます。

まず、テンションロッドのナットを緩めます。ボルト・ナットサイズは最後にまとめておきます。

あ、言い忘れましたが作業手順などは僕のやり方が正しいとは限りません。

もっといいやり方もあれば、手順を間違うこともありますのでご自分でやられる際は十分下調べを行ったうえで取り掛かってください。

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次にロアアームのナックル側についているナットを緩めます。

そして写真ではもうつけられていますが、ボールジョイントリムーバーを使い、ロアアームのナックル側を外します。

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すると写真にはないですがテンションロッドのナックル側のボルト・ナットを緩めることができ、テンションロッドを外すことができます。

 

そして写真に写っている、ロアアームピボットシャフトのサブフレームに取り付けられているナットを緩めます。

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そいつを緩めてやるともうロアアームは外れます。

写真は外したところの絵です。

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こちらがロアアーム一式とテンションロッドになります。

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古いブッシュ。

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そして今回はこちらのピボットシャフトを左側のみ購入しました。というのも、右フロントのピボットシャフトは去年ロアアームブッシュを交換した際にねじ切ってしまい、新品を購入し取り付けてあるので左フロントを今回購入したという感じです。

古くなっていたのでちょうどいいですね。

これだけで3000円くらいするパーツです。

の割に精度悪い。ブッシュに挿入する部分が若干太いせいでブッシュのカラーに入っていきません。

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ノギスで測ったところ、古いほうより0,1mm太かったです。確か去年もこれで苦労しました。

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とりあえず、おやじにやすり掛けしてもらいました、僕はその間に右側のロアアームを外しておきました。

右側のほうが状態が悪いですね。多分ですけど、常に運転手が乗っており、負荷がよりかかるからだと思います。

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下が新品。

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組み方はこんな感じです。写真は右側のものです。

左側も組付け方は同じですね。

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で、車体への取り付け方に一工夫が必要なのですが(去年はここでかなり苦労しました)、バイスプライヤーという物を掴んだまま保持できる優れたプライヤーが存在します。これを写真のようにピボットシャフトとサブフレームを一緒に挟み込んでやります。

なんでこんなことやるのかというと、ブッシュを新品にしたことにより、反対側にピボットシャフトの頭が出てこないんですね。

なんとなく想像してみてください。穴にシャフトが出てこないから反対から抑える必要があるので、プライヤーで挟んで押し出してやる感じです。

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全体像はこんな感じです。

今反対側のナットを締めています。

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あとはテンションロッドを元に戻し、

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ロアアームのナックル側を元通り組付けてやれば完成です。

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規定トルクはヘインズより、こんな感じになっています。

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で、使うソケット・サイズはこれだけです。

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左側もやすりがけがおわり、ブッシュをはめ込み元通り組み込んでいきました。

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この作業の要はロアアームピボットシャフトをバイスプライヤーで挟むところだと思います。

ロアアーム自体を外す作業は案外簡単です。

 

本日は以上になります。

最後まで読んでくださりありがとうございます。これを読んだうえで動画も見ると、ありがたいですうれしいです。

 

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強化タイプのロアアームブッシュもいいかもしれませんね。

 

 

ブレーキマスターシリンダーOH~マスターバックリペア編~【ローバーミニ】

こんにちは、とよちゃんです。

 

今日はブレーキマスターシリンダーOHのついでに、錆付いたマスターバックのリペアを行っていきたいと思います。

 

ブレーキマスターシリンダーOHシリーズをその①から読みたい方はこちらからどうぞ

 

その①↓ ↓ ↓

bombi-mininori.hatenablog.com

 

その②↓ ↓ ↓

 

bombi-mininori.hatenablog.com

 

そしてこのマスターバックリペア編もYouTubeにてUP済みですので動画も併せて見たいよという方はこちらからどうぞ。

チャンネル登録もしておいてくださいね!いいことがあるかもしれません。


ブレーキ系統OHその③(マスターバック編)Brake Master cylinder OH part3【Rover Mini】

 

ではさっそく作業開始です。

 

まず本日の大まかな流れはこんな感じです。

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状態の確認。車体にはこの写真の向きに取り付けられています。なので当然下側の錆が酷いです。そしてマスターバック内にも錆で黒色化したフルードが入っていました。

中はどうすることもできないので外側だけのリペアです。

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見えにくいですが中の様子です。

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ブラケットにも錆が見受けられます。

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ブラケットの取り外しです。4本のボルトで止まっているだけです。

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それとクレビスピンもありました。ピンを抜きます。こちらは後で新品のピンに交換です。再利用は控えたほうがいいです。

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そしてマスターバックには外気から空気を取り入れるためエアフィルターなるものが付いていますがこの車両のそれは完全朽ち果てていました。(ぼろぼろになっていた)

なのでとりあえずそれをきれいに取り除き、新しいものに交換します。それは後程書きます。

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とりあえずすべてにおいて汚いので洗浄。しかし本来マスターバックは水洗い厳禁らしいのですが、洗う以外きれいにする方法なくね?ということで洗ってしまいました。

その後完璧に水気を振り落としさらに十分乾燥させました。

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とここでマスターバックの仕組みについて簡単に解説します。

全部で5行程あります。

①ブレーキを踏む

②弁みたいなのが開き大気がB室に流入します。

③A室はエンジンにより常に負圧に保たれています。

④圧力差が生まれプシュロッドが押される。

⑤マスターシリンダーのピストンが押し込まれ、ブレーキが作動する

ざっとこんな感じの流れです。間違っていたら指摘してください。あくまで素人による独学です。

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ワイヤブラシでゴシゴシしても錆は完全には落ちません。

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そしてグラインダーの登場です。取り扱いには十分注意しましょう。

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グラインダーの歯が大きいので広い面の部分しかきれいにできませんでしたが、まあ良しとしてしまいました。

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ブラケットの錆部分もきれいにし、ようやく塗装です。

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まずヒートガンで温めます。

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マスキングも忘れずに。

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シャシーブラックを使いました。

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ブラケットも同様に。

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乾かしている間にエアフィルターの自作です。

ホームセンターにエアフィルターと称したこのようなものが売っていたので、もともとついていたものと材質も似ているし、これをうまく切って作ることにしました。

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ヘインズマニュアルに取り付け方が書いてありますね。フィルターに切り込みを入れプシュロッドに通すだけです。

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エアフィルターですが、最初から丸く切るのもいいと思いますが僕の場合大雑把に四角く切って、徐々に丸い形にしていき、はめ込みました。

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さて、組付けです。元通りに組み付けていくだけです。

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ピンも買ってきました。エンジンルーム側とマスターバック側の2本です。

2mmのものです。

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クレビスピンのある摺動部分にはモリブデングリースを塗布しました。

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完成です。新品とまではいきませんが、きれいになってかなり気持ちがいいです。

すっきり!

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以上最後まで読んでくださりありがとうございました。

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※本記事のシャシーコートブラックはこちらを使用しました。

 

 

ブレーキマスターシリンダーOH【ローバーミニ】リペアキットを使用します

こんにちは。

 

今日は、ブレーキマスターシリンダーのOHをリペアキットを使って行っていきます。

こちらもYouTubeに動画としてUPしていますので動画派の方はそちらをどうぞ。


ブレーキ系統オーバーホールその②/Brake Master cylinder OH part2【Rover Mini】

 

注意:ブレーキ系統はむやみに触るとキケンです。ご自分でやられる際は十分ご注意くださいということと僕は一切の責任を取れませんので悪しからず。

 

取り外し編はこちらの記事に書きました。

 

bombi-mininori.hatenablog.com

 

 

まず、今回のリペアキットの内容物は写真赤丸のものです。主にシール、パッキンなどです。セカンダリピストンはないのにプライマリピストンは入っていました。笑

 

それとこの車両(98年式)のマスターシリンダーはサークリップが⑦番の形状のものでした。プラスチックのようなもの。

ほかにもCの形をしたサークリップで止められている年式のマスターシリンダーもありますので購入するときは注意が必要です。

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まずリザーブタンクを外します。ピンがありますのでこれを抜き、写真のようにドライバーを入れてクイっとテコを使うと結構あっさり外れます。

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するとゴムパッキンがあり、そいつを外すと変な形をしたワッシャがあるのでラジオペンチなどで掴み外します。これは再利用するのでなくさないようにします。

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全然見えませんがセカンダリピストン側にストップピンという小さいピンがはまっているのでそれも抜きます。これも再利用&かなり小さいのでどっかに飛ばしてなくさないようにします。

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プラスチック製の白いサークリップを外します。外すといっても外し方がわからなかったので細いドライバーでこじってエイヤっと壊しました。

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するとまずプライマリーピストンがでてきます。

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つぎに木片にマスターシリンダーをたたきつけ、セカンダリピストンを抜き出します。

この方法でできるのかよと思っていましたができました。写真逆光でみにくくてすみません

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取り外した古いパーツたちです。

およそ20年間無交換であったであろうパーツたちにご苦労様という思いを込めて捨てました。

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洗浄します。シリンダー内部は決して傷つけないようにします。

マスターバック接続部分がサビていたので研磨しました。

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新品のパッキンやシールなどは組付けていく際に潤滑のため、ブレーキフルードに浸しておきます。シリコングリースなどでもいいと思います。むしろそれでやってる人のほうが多いかもしれません。

今回もいつもと同じDOT4です。

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シールを組付けていきますが、この際絶対に向きを間違えずに組付けていきます。

向きを間違えるとやばい。液漏れする可能性があります。

慎重に組付けていき、元通りにピストンも入れて、サークリップをはめてリザーブタンクを付ければ完成ですが、このサークリップを付けるのが結構大変です。気合で何とかしました。(ピストンを結構な力で押し込んでそのすきにサークリップで蓋をするイメージ)

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完成しました。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。何かお気づきのことがありましたらお気軽にコメントしてください。動画のコメント欄でも構いません。

 

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 僕が買ったマスターシリンダーリペアキットはこちらになります。

 

 

こんな作業めんどくさいよ~という方はこちら。マスターシリンダー単品です。89年以降の車両に取り付け可。

 

ブレーキマスターシリンダーOH~ブレーキASSY取り外し編~【ローバーミニ】

こんにちは。

 

ブレーキマスターシリンダーOHのため、マスターバック~マスターシリンダーを取り外していきます。(マスターバックの錆も気になっていましたのでいい機会です)

 

こちらの内容はYouTubeにて動画が上がっています。動画のほうがいいよという方はこちらから飛んでみてください。


ブレーキ系統オーバーホールその①/Brake Master cylinder OH part1【Rover Mini】

 

まずは滑稽な格好をしながらボンネットを外します。ボルト4本。この際マーカーでボンネットのついていた場所をマーキングしておいたほうがいいです。付け根の部分にね。

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まずはマスターシリンダーから外していきます。リザーブタンクやキャリパーのニップルからできるだけフルードを抜いてやります。

その後、

ブレーキ配管を外します。11㎜フレアナットレンチを使用。普通のスパナを使うと簡単になめます。

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鼻血が出たときみたいにマスターシリンダーに栓をしてやります。こうすれば無駄にフルードをこぼさなくて済む。フルードはボディを侵し、塗装を痛めます。

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続いてマスターシリンダーとマスターバックの連結部分のナットを緩めます(1/2inc x 2本)

すると写真はないですが、もうマスターシリンダーは外れます。

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次に、マスターバックを外します。

こちらはバルクヘッド部分にボルトが1本、クラッチマスターシリンダーのあたりに2本のナット、さらにクレビスピンが1本で止まっています。何れも1/2inc

注)写真にナット1/2inc x3とありますがボルトx1、ナットx2の間違いです。

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バルクヘッド部分のボルトにアクセスするためにエアコンの装置のステーを外します。10㎜

 

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するとエクステンションを付けてアクセスできるようになります。

 

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3本のボルトナット類を外し、ピンも外すことができたらもうマスターバックはフリーです。

エンジンからのバキュームホースをプライヤーでうまくこじって外します。

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すると外れました。

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バルクヘッド(室内とエンジンルームの壁)部分にあるボルトはここです。

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あとナットはこの2箇所です。クレビスピンはこの写真には写ってないですが右上のほうにあります。

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マスターシリンダーからマスターバックに錆で真っ黒になったフルードが出てきました。

本来こちら側にフルードは漏れません。

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次回はマスターシリンダーのOHを、リペアキットを使って行っていきます。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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僕が今回使ったフレアナットレンチです。配管のナットを緩めたり締めたりする際は必ず必要となってきます。ミニの場合は11㎜のものがあれば十分です。

こちらからどうぞ。