ブレーキマスターシリンダーOH~マスターバックリペア編~【ローバーミニ】
こんにちは、とよちゃんです。
今日はブレーキマスターシリンダーOHのついでに、錆付いたマスターバックのリペアを行っていきたいと思います。
ブレーキマスターシリンダーOHシリーズをその①から読みたい方はこちらからどうぞ
その①↓ ↓ ↓
その②↓ ↓ ↓
そしてこのマスターバックリペア編もYouTubeにてUP済みですので動画も併せて見たいよという方はこちらからどうぞ。
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ブレーキ系統OHその③(マスターバック編)Brake Master cylinder OH part3【Rover Mini】
ではさっそく作業開始です。
まず本日の大まかな流れはこんな感じです。
状態の確認。車体にはこの写真の向きに取り付けられています。なので当然下側の錆が酷いです。そしてマスターバック内にも錆で黒色化したフルードが入っていました。
中はどうすることもできないので外側だけのリペアです。
見えにくいですが中の様子です。
ブラケットにも錆が見受けられます。
ブラケットの取り外しです。4本のボルトで止まっているだけです。
それとクレビスピンもありました。ピンを抜きます。こちらは後で新品のピンに交換です。再利用は控えたほうがいいです。
そしてマスターバックには外気から空気を取り入れるためエアフィルターなるものが付いていますがこの車両のそれは完全朽ち果てていました。(ぼろぼろになっていた)
なのでとりあえずそれをきれいに取り除き、新しいものに交換します。それは後程書きます。
とりあえずすべてにおいて汚いので洗浄。しかし本来マスターバックは水洗い厳禁らしいのですが、洗う以外きれいにする方法なくね?ということで洗ってしまいました。
その後完璧に水気を振り落としさらに十分乾燥させました。
とここでマスターバックの仕組みについて簡単に解説します。
全部で5行程あります。
①ブレーキを踏む
②弁みたいなのが開き大気がB室に流入します。
③A室はエンジンにより常に負圧に保たれています。
④圧力差が生まれプシュロッドが押される。
⑤マスターシリンダーのピストンが押し込まれ、ブレーキが作動する
ざっとこんな感じの流れです。間違っていたら指摘してください。あくまで素人による独学です。
ワイヤブラシでゴシゴシしても錆は完全には落ちません。
そしてグラインダーの登場です。取り扱いには十分注意しましょう。
グラインダーの歯が大きいので広い面の部分しかきれいにできませんでしたが、まあ良しとしてしまいました。
ブラケットの錆部分もきれいにし、ようやく塗装です。
まずヒートガンで温めます。
マスキングも忘れずに。
シャシーブラックを使いました。
ブラケットも同様に。
乾かしている間にエアフィルターの自作です。
ホームセンターにエアフィルターと称したこのようなものが売っていたので、もともとついていたものと材質も似ているし、これをうまく切って作ることにしました。
ヘインズマニュアルに取り付け方が書いてありますね。フィルターに切り込みを入れプシュロッドに通すだけです。
エアフィルターですが、最初から丸く切るのもいいと思いますが僕の場合大雑把に四角く切って、徐々に丸い形にしていき、はめ込みました。
さて、組付けです。元通りに組み付けていくだけです。
ピンも買ってきました。エンジンルーム側とマスターバック側の2本です。
2mmのものです。
クレビスピンのある摺動部分にはモリブデングリースを塗布しました。
完成です。新品とまではいきませんが、きれいになってかなり気持ちがいいです。
すっきり!
以上最後まで読んでくださりありがとうございました。
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※本記事のシャシーコートブラックはこちらを使用しました。