とよちゃんガレージ

DIY整備や車関連のお話です

ロアアームブッシュ交換で乗り心地がマイルドに【ローバーミニ】

こんにちは とよちゃんです。

 

今日はロアアームブッシュの交換をやっていきたいと思います。

 

意外とこれだけで乗り心地ってかなり変わるんですよ。

僕の記念すべき第一回目の整備がこのロアアームブッシュ交換でしたので懐かしさもあり、しかし前回ほど苦戦することなく割とすんなりできました。自分の整備の腕が上がったのかなとかいう調子に乗った発言は控えて置いて、さっさと書けよという声が聞こえてきますのでさっそく書いていきたいと思います。

 

その前に、まずこの整備の動画はYouTubeにてすでにUP済みですのでそちらも併せて見ていただけるとよりわかりやすいのではないかと思います。チャンネル登録もお忘れなく!


ロアアームブッシュを交換したら乗り心地はどうなるのか/Exchange lower arm bush【Rover Mini】

 

ロアアームとは、正式名称は”ロアサスペンションアーム”といいます。名前の通り、サスペンションなんですね。ちなみにミニのフロント足回りの構造はダブルウィッシュボーン構造で、レーシングカーやスポーツカーに採用される足回り構造になっています。

今となっては普通なのですが当時の年代の車にしてはとても優秀な足回りとなっておりました。

ちっちゃいからってバカにできません。それは乗っている人たちが一番身をもって感じていますね。

ロアとは、Lower(下の)という意味です。アームとはArm(腕)直訳すると”下にある腕”ですね。

なのでフロント足回りの下側を見てやると・・・ありますね。

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ブッシュはというと、ぼろぼろなのがわかります。一年でこうなってしまいました。

もう少し品質のいいものを買えばもっと長持ちするかもしれませんね。

まあYouTubeネタ的にはおいしいので良しとします。

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上の写真は右フロントのものでしたが作業は左フロントから行っていきます。

まず、テンションロッドのナットを緩めます。ボルト・ナットサイズは最後にまとめておきます。

あ、言い忘れましたが作業手順などは僕のやり方が正しいとは限りません。

もっといいやり方もあれば、手順を間違うこともありますのでご自分でやられる際は十分下調べを行ったうえで取り掛かってください。

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次にロアアームのナックル側についているナットを緩めます。

そして写真ではもうつけられていますが、ボールジョイントリムーバーを使い、ロアアームのナックル側を外します。

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すると写真にはないですがテンションロッドのナックル側のボルト・ナットを緩めることができ、テンションロッドを外すことができます。

 

そして写真に写っている、ロアアームピボットシャフトのサブフレームに取り付けられているナットを緩めます。

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そいつを緩めてやるともうロアアームは外れます。

写真は外したところの絵です。

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こちらがロアアーム一式とテンションロッドになります。

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古いブッシュ。

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そして今回はこちらのピボットシャフトを左側のみ購入しました。というのも、右フロントのピボットシャフトは去年ロアアームブッシュを交換した際にねじ切ってしまい、新品を購入し取り付けてあるので左フロントを今回購入したという感じです。

古くなっていたのでちょうどいいですね。

これだけで3000円くらいするパーツです。

の割に精度悪い。ブッシュに挿入する部分が若干太いせいでブッシュのカラーに入っていきません。

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ノギスで測ったところ、古いほうより0,1mm太かったです。確か去年もこれで苦労しました。

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とりあえず、おやじにやすり掛けしてもらいました、僕はその間に右側のロアアームを外しておきました。

右側のほうが状態が悪いですね。多分ですけど、常に運転手が乗っており、負荷がよりかかるからだと思います。

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下が新品。

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組み方はこんな感じです。写真は右側のものです。

左側も組付け方は同じですね。

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で、車体への取り付け方に一工夫が必要なのですが(去年はここでかなり苦労しました)、バイスプライヤーという物を掴んだまま保持できる優れたプライヤーが存在します。これを写真のようにピボットシャフトとサブフレームを一緒に挟み込んでやります。

なんでこんなことやるのかというと、ブッシュを新品にしたことにより、反対側にピボットシャフトの頭が出てこないんですね。

なんとなく想像してみてください。穴にシャフトが出てこないから反対から抑える必要があるので、プライヤーで挟んで押し出してやる感じです。

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全体像はこんな感じです。

今反対側のナットを締めています。

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あとはテンションロッドを元に戻し、

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ロアアームのナックル側を元通り組付けてやれば完成です。

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規定トルクはヘインズより、こんな感じになっています。

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で、使うソケット・サイズはこれだけです。

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左側もやすりがけがおわり、ブッシュをはめ込み元通り組み込んでいきました。

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この作業の要はロアアームピボットシャフトをバイスプライヤーで挟むところだと思います。

ロアアーム自体を外す作業は案外簡単です。

 

本日は以上になります。

最後まで読んでくださりありがとうございます。これを読んだうえで動画も見ると、ありがたいですうれしいです。

 

是非チャンネル登録してくださいね!

 

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強化タイプのロアアームブッシュもいいかもしれませんね。